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小児矯正

PEDIATRIC CORRECTION

小児矯正について

歯の生え替わり時期、お子さまの前歯が重なっていたり歯並びが乱れていたりしませんか。顎の成長が不十分で、歯が生えるスペースが足りないからだと考えられます。当クリニックでは、4~6歳のお子さまを対象に顎の成長を促進する「歯列育形成」をご提案しています。

子どもの時に矯正治療を受けるメリット

  • 顎の成長バランスが整う

    成長期のお子さまは、顎の骨がまだ柔らかく、変化しやすい状態です。この時期に矯正治療を行うことで、上顎と下顎の位置のズレを改善し、バランスの取れた美しい顔立ちへと導く効果が期待できます。

  • 虫歯・歯周病リスクが下がる

    矯正治療によって歯並びが整うと、歯の凸凹が減り、歯ブラシが隅々まで届きやすくなります。結果的に歯垢や食べカスが溜まりにくくなり、虫歯や歯周病のリスクを大幅に軽減できます。また噛み合わせが改善されると、特定の歯に過度な負担がかかるのを防げるので、歯の寿命を延ばす効果も期待できるのです。

  • 予防の癖がつく

    お子さまが定期的に矯正治療で歯科医院に通う習慣が身に付けば、自然と歯のケアに対する意識が高まります。
    定期検診では、歯並びのチェックだけでなく、歯磨き指導も行います。お子さま一人ひとりの歯並びや装置に合わせた磨き方をレクチャーするので、正しい歯磨き習慣が身につきます。

  • 永久歯の抜歯を避ける

    お子さまの顎が小さい、または奥歯が前方に位置している場合、永久歯の生えるスペースが不足し、健康な歯を抜かなければならない可能性があります。しかし、小児矯正治療を行えば、顎を適切に拡大し奥歯の位置を調整できます。結果的に将来的な抜歯処置を避けられる可能性が高まるのです。

  • 悪習慣を早い段階で治せる

    お子さまによく見られる指しゃぶりや舌で歯を押す癖、口呼吸などは、歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼすことがあります。小児矯正では、これらの悪習慣を早期に発見し、改善することが可能です。
    例えば、筋機能訓練というトレーニングを通じて、お口周りの筋肉や舌の正しい使い方を習得できます。悪習慣が改善されると、顎の骨や歯並び、噛み合わせの正常な発育を促されて、美しい歯並びへと導くことができるのです。

  • 大人より治療期間が短い

    小児期からの矯正治療は、全ての永久歯が生え揃った後に行う成人矯正と比べ、より短期間で効果を得られます。お子さまの顎の成長過程を活用すると、自然な発達に沿って治療を進められるため、非常に効率的です。

まずは無料相談をご利用ください

お子さまの成長期は顎の骨が驚くほど柔軟で、成長が著しいのが特徴です。そこで当クリニックでは、成長期に着目した「歯列育形成」プログラムをご提供しています。単に見た目の改善だけではなく、将来的な噛み合わせの問題や口腔機能の乱れを予防することを目指しています。もし、お子さまの歯並びや顎の発達について不安や疑問をお持ちでしたら、ぜひ当クリニックの無料相談をご利用ください。専門の歯科医師が丁寧に診断を行い、お子さまの成長に合わせた適切なアドバイスをご提供いたします。

当クリニックの小児矯正治療の特徴

患者さまに寄り添った治療を大切にしています

お子さまを含め、矯正治療は期間が長くなるのが一般的です。中には、装置を付け忘れたのを機に治療を投げ出してしまったり、定期的な通院が面倒になってしまったりするお子さまもいらっしゃいます。そうした時、私は高圧的に叱るのではなく、「スポーツクラブのコーチ」や「児童館のお兄さん」みたいな関係性で彼らに接するようにしています。一人ひとりに合った言葉を根気強くかけることで、治療を続けられればという願いからです。
小児矯正にはご両親からのサポートも欠かせませんので、ご両親と良い関係性を築くことも意識しています。

費用についてなどもお気軽にご相談ください

矯正治療にかかる費用については、患者さまのご負担を最小限に抑えるため、さまざまな支払い方法をご用意しております。治療費用に関するご不明点やご要望がございましたら、お気軽にスタッフまでお申し付けください。
費用面でのご心配を取り除き、安心して治療に専念していただけるよう、全力でサポートいたします。

院長からのメッセージ

私が力を入れて学んできたのは、矯正の技術です。矯正という分野は、一般的な歯科診療の診療をしながらでは十分な勉強ができません。そこで、大学卒業後に集中して学びました。私は子どもの頃から鉄道模型を作ったり楽器を弾いたりするのが好きで、手先は器用なほうだと思います。その点が、矯正に携わるうえで役立ちましたね。
矯正治療の中でもポイントとなるのは、矯正をするタイミングを判断することです。矯正のために歯を抜くことがありますが、良いタイミングで治療を始めていれば、抜歯を避けられる可能性が高まります。お子さまには、就寝中だけ装置をはめる「歯列育形成」も可能ですので、矯正に興味がある方はお気軽にご相談ください。

歯列育形成

近年、お子さまの歯並びに関する問題が増加しています。その主な要因は、顎の発育不全や歯と顎のサイズのアンバランスにあります。乳歯期には整っていた歯列も、永久歯への交換期に乱れることがあるのです。
乳歯の早期喪失は、隣接する歯の傾斜や不適切な噛み合わせを引き起こす可能性が考えられます。これらの要因が重なると、将来的にお子さまの口腔健康に影響を与えかねません。しかし、お子さまのうちから顎の成長を促すことで、矯正に伴う抜歯が避けられる可能性が高まります。お子さまの口腔の健康について気になる点がございましたら、ぜひ当クリニックにご相談ください。お子さまの素敵な笑顔を一緒に育んでいきましょう。

歯列育形成のメリット

歯列育形成のメリットは、歯並びが整い磨きやすくなることだけではありません。
矯正方法自体がご負担の軽いものだということも、おすすめする理由の一つです。取り外せるプレートを寝ている間だけお口にはめるので、昼間は普段通りに過ごせてお手軽です。小学校高学年くらいになると見た目が気になるお子さまもいらっしゃるかと思いますが、装置を付けているところをお友達に見られずに済みます。さらに、歯並びに自信がつき、心置きなく笑えるようになると思います。

歯列育形成の方法

歯列育形成の具体的な治療手順は、お口の型を取ってプレートを作るところから始まります。プレートはプラスチックと針金でできており、左右の6歳臼歯にかけて使用します。プレートの真ん中にはスクリューがあり、それを回すことで、歯や顎に力をかけて少しずつ押し広げる仕組みです。
治療は就寝中に取り外し式のプレートをお口にはめるだけです。簡単ですし、痛みを伴うこともありません。顎を成長させることで、矯正のために抜歯する必要性を減らすことにもなります。同時に歯並びも整えますので、歯磨きしやすくなって歯周病や虫歯の予防につながるとともに、見た目を気にせず笑えるというメリットがあります。

歯列育形成の仕組みとやる気を出すコツ

プレートの中央部分にはスクリューがあり、それを広げていくことで、少しずつ顎が広がります。お口の状態を見ながら微調整しますので、月に一度通院してください。最後に微調整するため、短い期間、ワイヤー矯正を行うこともあります。3~4歳のお子さまに歯列育形成を行う場合は、プレートに好きなキャラクターのシールを埋め込み、治療のやる気につなげます。

ワイヤー矯正をご提案することもあります

矯正を始めるのが遅かった方や歯の生え変わり自体が遅かった方には、ワイヤー矯正もご案内しております。
一人ひとり状態に合わせてより良い方法をご提案させていただきますので、安心してご相談ください。

ワイヤー矯正

治療の流れ

  1. Flow01

    カウンセリング・治療説明

    カウンセリングでは、まず矯正に関する疑問や要望を丁寧に伺います。そのうえで、お子さまのお口の状態を詳細に診査し、必要に応じてデジタルレントゲンを利用し、お子さまに適切な矯正治療方法をご提案いたします。

  2. Flow02

    歯の型取り

    矯正装置を作製するために、お子さまのお口の精密な印象を採得します。

  3. Flow03

    矯正装置を装着

    お子さまの口腔内に、オーダーメイドの矯正装置を装着します。装着後は、装置の取り扱いや注意点について丁寧にご説明いたします。また、矯正装置を装着した状態での適切なブラッシング方法についても、実際にお子さまに練習していただきながらレクチャーいたしますので、ご安心ください。

  4. Flow04

    定期的に装置を調整

    矯正治療中は、1ヶ月に1回程度の頻度で通院していただきます。来院時には、お子さまの歯の動きや装置の装着状態を確認し、必要に応じて装置の調整を行うのが基本的な流れです。
    お子さまの成長に合わせて、効果的かつ無理のない範囲で矯正治療を進めることを心がけています。

  5. Flow05

    後戻り防止のための保定

    矯正治療終了後は、後戻りを防ぐために保定装置を使用します。
    保定期間は一般的に2年~3年程度が目安です。保定期間中は、3ヶ月に1回程度の通院が必要ですが、お子さまの口腔状態やライフスタイルに応じて柔軟に対応いたします。

歯列育形成の詳細

費用

  • 矯正相談 ¥0
  • 治療費  ¥30,000~¥440,000/一人
  • 装置調節料 ¥5,500/月

治療期間/通院回数の目安

治療期間 2年~6年程度
通院回数 月に1回程度

治療の留意点

  • 歯列育形成は保険適用外の自費診療です。
  • 装着しない期間が続くと、治療期間も長引くことがあります。
  • 歯の移動に伴う痛みを伴うことがありますが、時間とともに緩和していきます。

よくある質問

Q
子どもの歯並びについて、いつ頃相談したら良いですか?

基本的には、永久歯が生え始める時期がご相談の目安です。実際、生えてきた永久歯の大きさを見て「歯が並びきれないのでは」と心配になったご両親がよくお見えになります。
永久歯が生えるのを待たずに矯正を始めたほうがいい場合が多いです。一つは、乳歯の時点でもスペースが足りず、すでに歯並びが乱れている場合です。また、早い時期から反対咬合(受け口)が見受けられる場合も、早期治療をおすすめします。三つ目として、奥歯同士が届いていないのに、前歯同士はぶつかる場合です。この状態で食べ物を噛もうとすると顎の位置に悪いクセがつき、やがて骨格自体が変わってしまう恐れがあります。
ご両親が見て、「明らかに歯並びが乱れている」「噛みづらそう」という段階で、前歯が干渉して奥歯がうまく噛み合わない場合は、ご相談ください。

Q
子どもの歯科治療は、何歳から受けさせるのが望ましいですか?

自治体が行っている1歳半検診で何か指摘された場合は、治療にお連れください。当クリニックの院長も1歳半検診を担当しており、指しゃぶりや歯並びの乱れ、スジがきついなどの問題に気付くことがあります。虫歯は少ない傾向です。1歳半の時点で「もっと早く連れてきてくれれば」と悔やまれるケースはほとんどありません。
予防という観点では、検診で何も指摘されなくても3歳くらいから始めることをおすすめします。あまりに早くから始めてトラウマになってしまうことを避けるため、言葉でコミュニケーションできるようになってからが望ましいと思います。
なお、ごくまれなケースで生まれつき歯がある場合もありますので、お困りのことがあればお子さまが何歳でもご相談ください。

Q
子どもの矯正を始めるまでの流れと、期間はどれくらいでしょうか

いったんご相談いただいた後、その場では決断を急がず家族会議にかけてからお決めいただきます。そして、治療をすることに決まってから、レントゲン検査と型取りを行います。

矯正期間は、ケースによって様々です。大人の方の部分矯正でしたら2~3ヶ月で済むことがありますが、お子さまの場合だと、5~6年かかることもあります。お子さまは小学校入学から始めても、永久歯が生え揃うまで見守る必要があり、その時期が6年生頃だからです。